ImageConverter

画像を変換するコマンドラインツール

環境

必須なものは以下。

dist
├─imgconv
│  └─main.py
└─poppler

• Python 3.9
  • 多分3.6とかでも動く。
• PDFを画像に変換するする場合には、popplerが必要です。popplerのフォルダをdistに置いてください。
  • Windows版など。

pip install -r requirements.txt

開発はpipenvで作成した仮想環境で行っています。詳しくはCONTRIBUTION.mdにて。

使い方

pip install git+https://github.com/Take-Me1010/ImageConverterとすれば、簡単に導入できます。成功すると、以下のようにヘルプが表示されると思います。

> imgconv -h
usage: imgconv [-h] -i INPUTS [INPUTS ...] -o OUTPUT [-dpi DPI] [--crop] [--round] [--round-rate ROUND_RATE]

optional arguments:
  -h, --help            show this help message and exit
  -i INPUTS [INPUTS ...], --inputs INPUTS [INPUTS ...]
                        pngなどの画像ファイル
  -o OUTPUT, --output OUTPUT
                        出力ファイル/ディレクトリ. 特殊変数として ${stem}, ${dir}を使って指定できる。
  -dpi DPI, --dpi DPI   dpiを指定する
  --crop                画像を正方形に加工するか。
  --round               icoへ変換時、角丸にトリミングを行ってから処理をするか。
  --round-rate ROUND_RATE
                        角丸にトリミングする際の、サイズに対する半径の比。大きいと半径は小さくなる。2でピッタリな円になる。

pip installでモジュールを汚したくない場合、次節で述べる、エイリアスなどを設定して対応してください。

Windows (Power Shell)

1. profileを開いて

notepad $profile
# or code $profile

2. 以下の文言を追加。

function imgconv() {
    python -u path/to/imageConverter/dist/main.py $args
}

Linux系統

profileに上記のようなエイリアスを登録してください。

機能紹介

• 画像の拡張子を変換する
• pdfから画像へ変換する
• .exeファイルから.icoなどのアイコン画像を取り出す

画像を変換する

PDF以外を入力画像に指定した場合です。

• --cropオプションを指定すると正方形にトリミングされます。
• --roundオプションを指定すると、角丸正方形でトリミングします。

imgconv .\example\hakase4_laugh.png --crop -o .\example\hakase4_laugh.ico

Before <---> After

(画像: いらすとや)

imgconv .\example\single_color.jpg --crop --round -o .\example\single_color.ico

Before <---> After

この半径はオプション引数で変更できます。デフォルメでは5になっています。 --round-rateが2の時、円になります。数字が大きいと小さな半径になります。 なお半径の計算式は正方形の長さsizeをround-rateで割る、つまりr = size // round_rateです。

imgconv .\example\single_color.jpg --round --round-rate 2 -o .\example\single_color_rate_2.ico

--round-rate 10の場合は以下。

glob形式による入力・出力名の指定

*.pyなどの、pathlib.Path.globに対応した入力を受け付けています。 また、特殊変数として${stem}, ${dir}を使うことができます。

${stem}は変換する対象のファイルの、拡張子を除いた名前です。 また、${dir}は変換する対象のファイルが存在するフォルダです。 全く同じフォルダに、拡張子だけ変えて保存するには-o '${dir}/${stem}.png'のように出力を指定します。

imgconv -i .\example\*.jpg -o '.\example\${stem}_round5.png' --crop --round --round-rate 5

Before <---> After

※パワーシェルなどでは$は予約語なので、''で囲む必要があります。

.exeからアイコン画像を取り出す

icoextractを一部利用して出力しています。

imgconv -i path/to/python.exe -o out.ico

入力がexeの時点で、icoの出力を試みます。