DataStore でのオーダー約定時など変更ストリームの統一性を確認する

[MtkN1]

概要

例えば現状の bitFlyerDataStore では指値オーダーが約定した際、変更ストリームには operation: delete で「未約定数が 0 にはなっていないレコード」が put される。
これは bitFlyerDataStore 実装で約定イベント時に「該当のレコードを削除する操作」のみを行っているためであり、つまりは「該当のレコードを更新してから削除」を行っていない為である。
多くのストアは実装時に watch 機能はなかったので、削除されるレコードを一旦更新するといった冗長性を持たせてはいなかった。

この仕様では、ユーザーは watch 機能からは削除された約定の最新の状態が取れない。
オーダー情報という 1 件のレコードのデータ遷移としても、未約定数が 0 になってから削除されるのが望ましい。

• 削除操作が実装されている各ストアについて統一性を確認する
  • 配信回数の多い板情報については、この冗長性を持たせるか検討する

[ko0hi]

（気付いたので共有します）

binanceの先物ストア（BinanceUSDSMStore・BinanceCOINMStore）も同様に「該当のレコードを削除する操作」のみを行っている状態になっているようです。

https://github.com/MtkN1/pybotters/blob/main/pybotters/models/binance.py#L659

[MtkN1]

コメント追加ありがとうございます！

しかしながらよく考えると、単純に DataStore._delete で「削除対象」ではなく「削除元のインプットレコード」を _put すれば良いだけに思えてきました。

@store.py:L134
-                        self._put("delete", self._data[self._index[keyhash]])
+                        self._put("delete", item)

https://github.com/MtkN1/pybotters/blob/97197aec6870259cada2d0dbb9189fb803583577/pybotters/store.py#L122-L138

...

あぁ、でも _clear したとき (板のスナップを受信したときなど) は削除元もないのでちょっと微妙だなぁ。。
もう少し検討します。